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2009-10-09 [夢のはなし]

子どもの頃 心配症で、泣き虫だった
しょっちゅう怖い夢を見た、と 母を起こし怖くて眠れない、と困らせていた

ある日も怖い夢を見て、朝起きて祖母に夢の話をしたら祖母は笑って
「夢はな、逆夢(さかゆめ)っちゅうて、悪い夢は良い事がある知らせなんで」
と私に言った
なんだか、それだけでホッとできたのは、祖母の笑顔のせいだったのかなぁ

でも、やっぱり怖い夢を見ると 逆夢だ、と思っても眠れなくて
母を起こして困らせていた

ある日、母はどこから聞いてきたのか 寝る前に
「カミソリとか ハサミを枕の下に敷いて寝ると怖い夢を見なくなるらしい」
と、カバー付きの新品の安全カミソリ(柄はピンク)を枕の下に敷いてくれた
(危なくないように新聞紙でくるんで)

子ども心になんだか母をとても悩ませて困らせているんだ、と思った

しかし、不思議な事に その日から怖い夢を見なくなった

カミソリのお陰か、母を困らせてはいけない、という心が芽生えたせいか、
それはわからないけど

その日からしばらく何年間か、私はカミソリを枕の下に敷いて寝た

そして、悪い夢を見てしまった時は、「逆夢、逆夢[グッド(上向き矢印)]」といい方に考えれるようになった

しかし、待てよ・・・
「でもなぁばあちゃん、良い夢を見たら、それも逆夢で 
悪い事がある知らせ、っちゅう事になるん?」
ある日ふと疑問に思って祖母に聞いてみたら、
「逆夢は悪い夢を見たときだけじゃあ、良い夢は、正夢ちゅうて
ホントにそうなる夢なんじゃわ」
と、また笑って答えてくれた

なんもわからん4,5歳の私は祖母の言葉や母の言葉をまっすぐ信じて
なんか、都合の良い考え方が出来るようになってしまった


なんか夜中にホットミルク飲んでたら そんな事を思い出してしまった秋の夜長です

さて、寝よ寝よ、本日も良い夢を[眠い(睡眠)][眠い(睡眠)]






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